【脳疲労】

ブログ

脳?疲労?脳疲労?

「脳」と聞いてどんなイメージを持ちますか?

率直に、「なんかよくわかんないや」「気のせい?」「宗教?」など、色んな思考が廻ったかと思いますがいかがでしょうか。

そうです。人はわからないものに直面した時に拒否反応を示しやすくなっています。

宇宙と同じくらいわからないことが多いと言われている人体の、さらに未解明なことが多いとされている脳ですから当然です。

そして、あなたがそう考えるのも脳があるからです。

さあ!ここが私の思想の根幹ですので少しでも興味のある方はお付き合いください!

脳疲労とは

脳疲労とは一体何でしょうか。

脳疲労という概念に関しては酸化ストレス説、脳内炎症説などの様々な原因論があげられていますが、ここでは「脳恒常性の一部破綻」とご理解ください。

恒常性とは、生物が生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず生体の状態が一定に保たれるという性質・状態をいいます。

具体例を挙げると、

・寒い環境にさらされた時に熱量をあげて体温をキープしようとする。
・暑い環境下では汗をかいて体温が上昇し過ぎないように調節する。

などです。

そして、これらは往々にして脳が舞台になっています。

後述しますが、脳は酸素欠乏に極めて弱く血流の偏りをめっぽう嫌います

その脳(=ブレイン)の恒常性(=ホメオスタシス)を脳恒常性(=ブレノスタシス)と呼び、その維持機能の一部破綻を「脳疲労」と定義します。

脳疲労 = 脳恒常性/ブレノスタシスの一部破綻

※脳疲労のイメージ
→コップ(=自分)にたくさん注がれていっぱいいっぱいになっている状態
→少しでも注げばすぐ溢れてしまう

脳疲労のサイン

脳疲労のサインは、症状や身体所見として表出します。

さて、脳疲労を知らせてくれるサインにはどんなものがあるか例を挙げて見ましょう。

ひとつでも該当した場合、あなたも脳疲労ケアが必要かもしれませんよ。

感覚機能

痛み、しびれ、凝り、感覚の低下(嗅/味/聴/視/触覚などの五感)など

運動機能

ぎっくり腰、根違え、四十肩/五十肩、筋力低下/筋持久力低下、姿勢制御/筋協調性の乱れ、端末操作/ 楽器演奏ミス、イップス、誤咬(唇や舌を噛むこと)、正座不全、拘縮、こわばり、筋痙攣/筋攣縮、震え、骨格変位/変形性関節症、リズム感の低下など

精神活動

記憶力/思考力/集中力の低下、攻撃性亢進、不眠、気分障害(うつ病等)、パニック障害、認知症/軽度認知障害、不登校、発達障害/発達個性など

自律神経

冷え、ほてり、不整脈、頻脈、遅脈、発汗異常など

内臓機能

消化器系、泌尿器系、循環器系、呼吸器系などのトラブル

その他

精力の変調、食欲の変調、脱毛、皮膚バリア機能低下など

脳疲労の原因

脳疲労のサインはきっと誰しも経験があると思います。

では、いったい何が脳疲労を引き起こす原因になっているのでしょうか。

ここでは、脳疲労の原因である「心身環境因子」について要点を抑えて解説します。

外因(外的要因)

肉体労働

重量物の運搬、長時間の反復作業、中腰作業など

長時間の同一姿勢

座位、立位、不自然な姿勢、電車通勤、バス旅行、ロングドライブ、ロングフライト、寝返りしにくい寝具の使用など

気候変動

気圧、湿度、気温などの急激な変化

空調関連

いわゆるクーラー病、室外機による低周波振動など

電磁波

屋内配線や家電製品からの低周波電磁波、携帯電話に代表される高周波電磁波、ハイブリッドカーの普及など

内因(内的要因)

ウィルス/細菌の感染

薬害

対症療法として処方・服用される薬剤とそれに伴う副作用、抗生物質濫用による免疫力低下

食害

ストレス解消などに伴う過食・暴飲暴食、食品添加物・精製された砂糖や塩などの過剰摂取による酵素不足

心的ストレス

怒り、悩み、葛藤、悲しみ、不安、抑うつ、プレッシャーなど

脳疲労の対処法

脳疲労の状態、サイン、原因が明らかになったら今度は対処法を考えていかなければなりません。

いったいどのような対処法があるでしょうか。

脳疲労ケアについては、大きく次のふたつを意識しましょう。

原因を解消する(①注ぐのをやめる)

外因や内因などの心身環境因子が脳疲労を引き起こすと前述しました。

であるならば、その原因である心身環境因子を見直さなければなりません。

下の図で言えば、①注ぐのをやめる(=生活習慣を改める)です。

自身の日常生活を振り返るいい機会になりますので、ぜひ取り組んでください。

自動回復能を高める(②減らす)

自動回復能=自然治癒力と捉えてください。

原因である心身環境因子は簡単には是正できません。

だからこそ脳疲労のサインとして症状を出すんです。

そこで重要な策は、施術すること。

施術と言っても鍵となるのは”やさしい”施術であることが原理原則です。

※「③ふき取る」は、一般的な治療法全般です。
治療による刺激もコップに水を注ぐことになります。(=脳疲労の原因)
揉み返しの危険性を孕んでいるという事です。

脳疲労の自動回復能

例えば、仕事の疲労が休日の休養により回復するように、疲労は自律神経の働きにより自動で回復します。

この自律神経とは、内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールするために、皆さんの意思とは関係なく24時間働き続けているものです。

昼間や活動しているときには交感神経が、夜間やリラックスしているときには副交感神経が働きます。

自律神経はスイッチのオン/オフ、アクセルとブレーキの関係性です。

そして、この自律神経の中枢(取りまとめ役)もまた脳の一部であり、この機能が低下しているとなかなか疲労は回復しません。

さて、脳疲労の回復手段は何があるでしょう。

脳疲労の回復手段としては、デフォルトモードネットワーク(=DMN)が重要な鍵を握っているとされています。

意識と無意識の境界にあたることから、境界意識と呼ばれることもあります。

これは、瞬きをしたり、ぼんやりとしている時によく見られます。

そして、このDMNは意識活動よりもずっと多くのエネルギーを使い、なにか活動しているらしい事が最近の脳研究で明らかになりました。

施術でもセルフケアでも、脳疲労のケアはDMNの最適化を大原則に取り組んでいきます。

※厳密には睡眠ではなくDMNですが、イメージし易いようにこのように表現しました。(DMN=脳の安静時=瞑想など)

※図では、便宜上「睡眠の質をあげる」としています。

一例をあげれば、

・食生活の改善 → 睡眠の質向上

を狙った場合、なぜ食生活が乱れているのか見直します。

ここで現代社会で多い「ストレス解消の意を包含した過食」があった場合、無理に食事制限してしまっては余計に脳疲労に繋がります。

かと言って暴飲暴食を好き放題続けていては、メタボリックシンドロームやそれに起因する様々な内科的疾患を引き起こしかねません。

こういった場合、自律神経の安寧を目論んで施術を行います。

・施術 → 自律神経の安寧 → 食生活の改善 → 睡眠の質向上

という良いサイクルが出来上がります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

痛みやしびれをはじめとした様々な症状や、身体に現れる様々な反応(筋・関節のかたさ、柔軟性の低下など)が悪いのではありません。

あくまでもこれらは「脳疲労のサイン」として、私たちに警告信号・シグナルを発しているのです。

脳疲労のサインとして症状が出る事自体が問題なのではなく、

・脳疲労のサイン=症状を無視する事

・脳疲労のサイン=症状が持続してしまう事

が問題である旨をご理解ください。

少しでも多くの方が、健康的に人生を楽しめる事を祈っています。

タイトルとURLをコピーしました