痛みと脳

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痛みはどこで感じていますか?筋肉?関節?それとも神経?

脳で感じる

結論から言えば、痛みを感じている場所は「脳」です。

急性痛であれ、慢性痛であれ、侵害受容性疼痛であれ、神経障害性疼痛であれ、心理社会性疼痛であれ、ソフトペインであれ、ハードペインであれ、ハイブリッドペインであれ、痛みであればすべて例外なく「脳」で感じています。仮に今この瞬間に脳が消えてなくなれば、あなたの痛みはすべて消滅する事でしょう。

これまでにどんな診断を受けてきたかここではわかりませんが、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変形性関節症、どんな痛みもすべてそうです。「腰痛なら悪いのは腰でしょ?そもそも診断ついているし・・・」その気持ち、痛いほどわかります。

でも、本当に痛みを解決したいならここを無視しないでください。痛みを感じているのは間違いなく脳なんです。

幻肢痛

脳で痛みを感じる証拠の一つに、幻肢痛があります。

幻肢とは、「事故や戦争などの怪我により腕や脚の一部(もしくは全部)を失っているにも関わらず、
ないはずの腕や脚の存在を感じる」ものです。

そして幻肢痛は、本来ないはずの腕や脚が痛む現象です。

筋肉や関節、神経がなくても痛みを感じるということです。この時痛みを感じているのは間違いなく脳なんです。

変形性股関節症の手術後痛

さらに、それを裏付ける症例をご紹介します。

臼蓋形成不全および変形性股関節症と診断され、長引く強い痛みに耐えかねて人工関節置換術を受けた方がいました。簡単に言えば、「股関節の痛みの原因は変形です。股関節を人工の新しいものに取り換えて解決しましょう」という事ですね。

結果から言えば、痛みは一時的に治まりましたがまた同じ痛みが出ました。こうなると一般的に、「筋肉の問題ですね」「神経の問題ですね」となりますが、私の答えはNO(脳)です。

最初に言われていた原因である関節は、もうそこにはありません。でも現実に痛みは感じる。今度は筋肉?神経?ご自分で納得いくまで筋肉や神経に焦点を当てて治療院通いすることもいいかもしれません。遠回りすることに意味がある場合も多くありますから。でも、できれば近道したくないですか?誰かの失敗を自分の成功に活かしてもいいと思うんです。

まとめ

あなたの痛みを解決するためには、「痛みを感じているのは、脳。」これを腑に落とす必要があります。これを心底理解した時、選択するものが大きく変わってきます。これは、腰痛でも、膝痛でも、坐骨神経痛でも共通の考え方になってきますよ。その痛み諦めないでください!質問などあればお答えしますのでお問い合わせくださいね。

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